AKAは、葛飾区立本田中学校と、同社が開発した英語スピーキングテスト対策アプリ「Musio ESAT-J通信教育」の実証実験を行うことを、1月23日に発表した。
東京都では、2022年より英語スピーキングテスト「ESAT-J(イーサットジェイ:English Speaking Achievement Test for Junior High School Students)」を導入しており、2023年11月の試験では約7万人の中学3年生が受験した。また2024年から都内中学校1年生、2年生を対象としたテスト「ESAT-J YEAR 1(Y1)」「ESAT-J YEAR 2(Y2)」も導入され、スピーキングテストへの対策が急がれている。
同社は長年のノウハウやデータを活用し、「ESAT-J」を基盤としたスピーキングテスト対策アプリ「Musio ESAT-J」「Musio ESAT-J通信教育」を開発。これまで多くの英語学習者にスピーキングテスト対策コンテンツを提供している。
「Musio ESAT-J通信教育」では、ユーザーが話した英語の回答をAIが分析し、テスト終了後にすぐに採点結果とフィードバックが表示される。通常では人間が行う採点・フィードバック部分をAIが担うことで、テストの採点基準に沿った安定した採点と客観的なアドバイスを提供することが可能となる。
同社は「Musio ESAT-J通信教育」の効果を検証するとともに、その結果を用いてよりよいソリューションへと改善するため、葛飾区立本田中学校と実証実験の実施を決定した。中学3年生を対象に2024年秋頃の実施が予定されており、同年11月に「ESAT-J」の受験を控える生徒にとって実践練習の場になることが期待できる。
実証実験では「Musio ESAT-J通信教育」を学生が一定期間利用し、複数回のテストを通じて学習効果・記憶保持効果を計る。実証実験で得た結果は、英語学習者によりよいソリューションを提供できるよう有意義に活用され、アプリの改善・改良に役立てられる。
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