国立高等専門学校機構は、木更津工業高等専門学校と高知工業高等専門学校を運営校として、最先端のサイバーセキュリティ人材を育成するための拠点となる「サイバーセキュリティ教育推進センター(K-SEC:KOSEN Security Educational Center)」を、12月に開設した。
同センターでは、これまで蓄積した実績を基盤に、産業界や行政、および教育機関との連携を強化していく。人材育成に関するエコシステムの構築、高度な教育の実践、地域SECUNITYの推進などに取り組み、深刻化・複雑化するサイバー攻撃に対応できるサイバーセキュリティ人材の育成を推進する。
同機構では、2016年から「サイバーセキュリティ人材育成事業」をスタート。高専セキュリティ教育の到達目標の策定、教材の作成・展開、教員育成といった取り組みを通じて、体系的にセキュリティ知識を身につけた人材(プラスセキュリティ人材)と、セキュリティ専門技術者として必要な高度な知識を持った人材(トップ人材)の育成を行ってきた。日立製作所、日本電気(NEC)、さくらインターネットと連携協定を締結するなど、多くの企業と連携した教育の実践により、即戦力となる人材を排出している。
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