COMPASSは、小学館集英社プロダクションと共同で、公教育向けの探究学習プログラムコンテンツを開発するとともに、自治体独自の探究学習プログラムの企画・制作も開始し、それぞれ順次提供していくことを、11月30日に発表した。
COMPASSは現在、学習eポータル+AI型教材「Qubena」を主要サービスとしており、個別最適な学びを公教育向けに開発・提供している。そのうえで「Qubena」での教科学習により創出された時間を使って、「探究的な学び」ができるプログラムの提供にも取り組んでいる。
公教育においては、経済産業省「未来の教室」実証事業で、数学と最先端テクノロジーを掛け合わせたSTEAM教育プログラムや、複数教科横断型でSDGsについて学ぶ探究学習プログラムの企画・提供を、2年間にわたって千代田区立麹町中学校で実施した。
また、同省が実施した授業・個人探究での活用が可能な教材集「STEAMライブラリー」の開発事業では、複数教科横断型の「水産資源の持続可能性×水産業におけるテクノロジー活用」をテーマとしたコンテンツ制作・提供を行っている。
一方、小学館集英社プロダクションでは、小学館グループのこれまでの制作ノウハウを活かした「探究的な学び」のための教材を提供。小学生向けオンライン講座「小学館の探究楽習」を一般向けにサービス提供しているほか、10月には公教育パッケージとして小学生~高校生向け探究型学習教材「小学館の探究楽習」を、各教育機関や自治体向けに提供開始している。
さらに、大阪府と大阪市より受託・制作した公教育向けの探究教材「高校生向けEXPO教育プログラム」では、2025年の大阪・関西万博に向けて「未来社会」について考えることを目的にした、自治体独自の「探究的な学び」を提供している。
今回の、両社が共同で実施する公教育向け探究学習プログラムコンテンツの開発、および自治体独自の探究学習プログラムの企画・制作では、これまでに「Qubena」による「教科学習の学び」と「探究的な学び」を数多く提供してきたCOMPASSの知見と、小学館集英社プロダクションが持つ豊富なコンテンツや制作ノウハウを活かした教材を、全国の子どもたちに提供していく。
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