LITALICOは、福島県教育委員会と福島県内の個別最適な学びの実現を目的とした連携協定を11月22日に結び、同県にて締結式を行ったことを11月24日に発表した。
同協定は、LITALICOが開発する、学校現場の特別支援教育を支えるICTサービス「LITALICO教育ソフト」などのICTを活用して、福島県内の公立学校における義務教育段階から高等学校段階までの、切れ目ない個別の教育支援体制実現に向けて連携を図ることを目的としている。
「LITALICO教育ソフト」では、詳細なアセスメント機能によって児童生徒の特性を詳しく把握でき、把握した特性に基づいて指導計画を立てられる。教員が個別の教育支援計画・指導計画を立てる際に使える、豊富な文例を用意しており、アセスメントの結果からおすすめの文例提案機能を活用して、個別最適化した計画の作成が可能となっている。また、複数年度にわたる情報を一元管理できるほか、スモールステップかつユニバーサルデザインが施された約1万枚の教材を用意するとともに、特別支援教育の基礎や実践方法を短い動画で継続的に学べる。
なお、12月13日16時〜16時45分には、同協定の締結に関連した「高等学校における通級による指導の充実と義務教育段階から高等学校段階への切れ目ない個別の教育支援の接続」をテーマに、福島県教育委員会での取り組みの紹介や、都道府県教育委員会職員同士による情報交換の機会となるオンラインセミナーを開催する。同セミナーには、福島県教育庁 教育総務課長の堀家氏が登壇する予定。参加対象は都道府県教育委員会の職員で、定員は30名。参加費は無料で、事前登録が必要。
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