ディスコは、全国の大学の就職課・キャリアセンターを対象に実施した、2024年卒者の就職活動状況および2025年卒者への就職支援状況などに関する調査結果を、11月14日に発表した。
同調査は、9月1日〜22日の期間に行われ、458校から有効回答を得ている。調査対象者に2024年卒者の内定状況を尋ねたところ、前年度と比較して「高まっている」という回答は35.2%となり、「低下している」(2.4%)という回答を大きく上回る結果となった。
大学の就職・キャリア支援担当として、2023年の就職環境をどのように見ているかという質問では、学生に優位な「売り手市場」との見方が83.8%となった。なかでも「完全に売り手市場だと思う」(29.9%)という回答が伸びており、コロナ禍前の2020年卒者についての「完全に売り手市場だと思う」(27.8%)よりも増えている。一方、「売り手市場だと思わない」(「あまり売り手市場だと思わない」と「まったく売り手市場だと思わない」の合計)は1.5%となった。
現在3年生の2025年卒者を対象とした就職ガイダンス(オンライン含む)の実施時期を尋ねたところ、前・後期それぞれの期初となる「3年次4月」(71.4%)と「10月」(67.0%)が多い結果となった。
2025年卒者に対しての企業の来訪数や、学内セミナー/学内企業説明会への企業の参加意向を尋ねたところ、いずれの項目でも前年度より「増えている」という回答が「減っている」を上回った。なかでも、企業の来訪数は「増えている」が64.0%となっている。
そのほか、学生がインターンシップ等のプログラムに参加することに対して、大学としてどのように捉えているのか、キャリア形成支援活動のタイプ別で尋ねたところ、「タイプ1:オープンカンパニー」から「タイプ3:汎用的能力・専門活用型インターンシップ」について、学生が「積極的に参加したほうがいい」「ある程度参加したほうがいい」という回答が9割超となった。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア