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Libryと十文字学園十文字中学・高等学校、生徒の自律学習を支援する取り組みの効果を検証

 Libry(リブリー)と十文字学園十文字中学・高等学校は、デジタル教材プラットフォーム「Libry」を活用した数学個別最適学習プログラム「J-PALM」を共同設計し、2022年4月より実施している。このたび、効果検証の成果として自己調整学習能力(学習を自己調整する能力)の高まりを確認したことを、10月19日に発表した。

 「J-PALM」は、数学の授業で導入している独自の個別最適学習プログラム。数学の得手不得手にかかわらず、生徒が自ら立案した計画に則って、デジタル教材を活用した自律的な学習に取り組み、成功体験を積み重ねることで学力と自己調整学習能力の向上を目指す。

 具体的な運用方法としては、生徒自身が目標を設定し、「Libry」などを活用して自由進度で学習を進める。その後、「Libry」から得られる日常的な学習記録をもとに作成されたリフレクションシートを、定期試験2週間前と定期試験後に提示することで学習状況を自覚させ、生徒の行動変容を促す。生徒自身が目標設定から実行、計画の修正、振り返りまでを繰り返し行うことによって、自己調整学習能力を醸成する。

 十文字中学校が、2022年度入学の生徒196名を対象に実施したアンケートにおいて、「J-PALM」で数学の力がついているとうかを尋ねたところ、「とても思う」と「思う」を合わせた割合が2022年5月の時点では81.7%だったが、その後は段階的に高くなり、2023年7月には89.3%に達した。

 自己調整学習能力については、2023年7月に行ったアンケート調査において、多くの生徒が自ら調整しながら学習に取り組めていることが明らかになっている。

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https://edtechzine.jp/article/detail/10227 2023/10/25 06:00

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