Inspire Highは、埼玉県さいたま市と連携し、「不登校等児童生徒支援センター(Growth)」においてEdTechプログラム「Inspire High」を活用した授業を実施することを、9月29日に発表した。
「不登校等児童生徒支援センター」は、不登校や病気などで長期欠席している児童生徒がICTを活用した学習支援活動などを通して学ぶ喜びや人とのつながりを実感し、社会的に自立していくことを目指している。子どもたちに学校でも家庭でもない「第3の居場所 サードプレイス」を提供するため、2022年4月から同センターはスタートした。
「Inspire High」は、世界中で活躍する大人たちの多様な生き方や価値観・社会課題に触れ、「答えのない問い」に挑戦することで自己理解・表現力を養うプログラム。全国の10代と意見を共有することで、他者を知る心も育める。
今回の連携により、同市の長期欠席している児童生徒がオンラインで「Inspire High」の授業を受けることによって、自宅にいながら多様な大人の生き方や価値観に触れることができる。また全国の同年代の考えを知り意見交換をすることで、他者とのつながりや自己理解が深まることを目指す。
授業の様子
児童生徒は、メタバース空間を活用したバーチャル教室で「Inspire High」の授業に参加できる。初回授業は9月12日に実施し、約40名の児童生徒が「Inspire High」を体験した。「勉強する意味ってなんだろう?」というテーマのもと、詩人や社会起業家、クリエイティブディレクターなどさまざまな大人の考えを聞いた上で、自分自身が「将来勉強してみたいこと」について考え、投稿した。また全国の同年代の投稿に対して、感想コメントを送る「フィードバック」と、印象に残った言葉を深掘り今後やってみたいことを考える「リフレクション」にも挑戦した。
同センターでは今後、月2回程度「Inspire High」の授業を実施する予定。より多くの大人の考えや価値観に触れることで、児童生徒の視野が広がるきっかけを作る。
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