マイナビは、2025年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生を対象に実施した、「マイナビ 2025年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(6月)」の結果を7月13日に発表した。同調査は、6月20日~30日の期間に行われ、3857名(文系男子:607名、文系女子:1604名、理系男子:839名、理系女子:807名)から有効回答を得ている。
調査対象者に、6月時点でのインターンシップ仕事体験への参加経験を尋ねたところ、累積参加率は前年より10.9ポイント増の39.8%だった。
6月単月の参加率は、前年より2.5ポイント増の26.5%となっている。
2025年卒から改正された「インターンシップ」の定義について、知っているものを選んでもらった質問では、「特定の条件を満たしたインターンシップに参加した場合、その情報が採用選考に利用される可能性がある」の認知度がもっとも高く(47.9%)、「『インターンシップ』というには実施期間や就業体験の有無など特定の条件を満たす必要がある」(39.4%)がそれに続いた。
インターンシップに参加した学生の情報を、採用選考に利用するプログラムに参加したいと思うかを尋ねたところ、「自信がついてから参加したい」(42.7%)が最多となり、「すぐにでも参加したい」(36.3%)と合わせた割合は8割近くに達している。
インターンシップ・仕事体験に参加する際の心境としては、「興味のある企業がインターンシップ・仕事体験を開催しているので接点を持ちたい」(53.7%)がもっとも多く、「『働くこと』を経験してみたい」(50.7%)がそれに続き、就職活動を意識して企業との接点をもつことも重視しているものの、就業体験そのものにも価値を感じている様子がうかがえる。一方で、「とりあえず、インターンシップ・仕事体験には参加するものだと思う」(28.9%)、「周囲の友だちに遅れを取りたくない」(20.3%)といった意見もみられた。
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