NTTコミュニケーションズは、福岡市が公募した「教育データ連携基盤プロトタイプ試行検証及び要件定義(調達支援)に係る業務委託」を、6月22日に受託した。福岡市が目指す姿である「自ら問題を発見し、学習を調整しながら学ぶ子ども」の実現に向けて、児童生徒に関するさまざまなデータを連携する基盤を構築し、データを有効に活用していく環境を整備していく。
福岡市では、データ駆動型教育への転換に向けて校務系システムや学習系クラウドサービス、福岡市教育委員会による各種調査結果等のデータを集約・可視化し、個別最適な学びと客観的な根拠に基づく教育施策の立案等、および「教育データ連携基盤」の構築を推進すべく、同業務を公募していた。
NTTコミュニケーションズは、公教育において、「学習eポータル」として高いシェアを誇る「まなびポケット」の提供、および「統合型校務支援システム」へのシングルサインオンが可能になる「統合認証サービス」の展開といった、多くの学校に先進的なサービスを提供。児童生徒の一人ひとりが自分らしく学べる社会の実現を推進している。
これらの背景によって、NTTコミュニケーションズがこれまでに培った知見をもとに、福岡市の目指す教育施策の立案に寄与すべく、公募に応募して今回の受託に至った。
同業務では、おもに以下のような内容に取り組む。
- 校務系システムや学習系クラウドサービス、福岡市教育委員会による各種調査結果などから取得されるデータを活用する「教育データ連携基盤」のプロトタイプの開発、およびプロトタイプを利用した試行検証
- 令和7年度に福岡市が調達を予定している「教育データ連携基盤」の設計開発に関する要件定義
今後は、2023年度~2024年度において「教育データ連携基盤」のプロトタイプによる試行検証の業務を遂行していく。その上で、具体的な教育データの活用イメージ、およびシステムの構成イメージを固めていく予定。
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