マイナビは、2024年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2024年卒 学生就職モニター調査 4月の活動状況」の結果を、5月25日に発表した。同調査は、4月25日~30日の期間に行われ、1944名(文系男子:315名、文系女子:580名、理系男子:487名、理系女子:562名)から有効回答を得ている。
4月の活動状況では、「企業にエントリーした」割合が前年同月比5.8ポイント減の45.3%、「エントリーシートを提出した」割合が前年同月比4.7ポイント減の48.9%、「エントリーシートが通過した」割合が前年同月比4.3ポイント減の51.8%と、全体の約半数の学生は引き続き活動していることが明らかになった。また、「1次面接を受けた」割合は前年同月比5.8ポイント減の54.7%、「最終面接を受けた」割合が前年同月比2.5ポイント減の39.7%と、他の活動と同様に前年同月より割合がやや低い。
先輩と比較した自分たちの就職活動について尋ねたところ、「変わらない」は58.1%で、「(かなり+多少)楽になる」(22.3%)という回答は前月よりも増加し、「(かなり+多少)厳しくなる」(19.6%)をわずかに上回っている。
先輩と比較して、自分たちの就職活動が楽になると思う理由としては(複数回答)、「売り手市場(学生が有利)だと思うから」(44.9%)がもっとも多く、「新型コロナウイルス感染症の影響が前年より少ないから」(43.5%)がそれに続いた。
個別企業セミナーの参加経験は、対面式が41.8%、ライブ形式のWebセミナーが80.2%で、録画形式のWebセミナーの視聴経験は59.1%となっている。
対面式の個別企業セミナーに参加して思ったこととしては(複数回答)、「企業の雰囲気を感じ取ることができる」(48.9%)が最多となり、「交通費や移動時間が負担になる」(47.8%)がそれに続いた。
ライブ形式のWebセミナーに参加して思ったこととしては(複数回答)、「交通費や移動時間の節約になるのは助かる」(55.5%)がもっとも多く、学生は対面形式のセミナーとライブ形式のWebセミナーそれぞれによさを感じていることがうかがえる。
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