立命館アジア太平洋大学とatama plusは、2024年度入試から、学部指定単元AI学習プログラム(UNITE Program)を全学部に取り入れることを、5月25日に発表した。これにより、学科試験を必要としない総合型選抜においても、個別最適な学習を通じて入学後の学びの質を高めるために重要な学力を身につけることができる。また、高校で学んできた科目等の「履修歴」ではなく指定単元の「修得」を出願資格とすることで、学ぶ意欲さえあれば誰でもチャレンジできるようになる。
立命館アジア太平洋大学では以前より、高大接続を見据えた大学入試の在り方を追求してきた。今回、多様な受験生が入学前に希望する学部での学びの一端に触れ、入学後の学修でリーダー的な活躍をすることを期待し、同プログラムの導入に至った。
「UNITE Program」では、AI教材「atama+(アタマプラス)」で各学部指定の数学の単元を学習し、全ての修得認定試験に合格・修了すると「総合型選抜入試 活動実績アピール入試」への出願資格を得られる。
大学で重要な学力は、数学I・数学Aなどの科目ではなく、二次関数・確率などの単元で、学部学科ごとに異なるが、「atama+」の活用により学生は確実に各単元を修得し、高校までの学習が大学入学後の学びにどうつながるのか具体的にイメージを持つことが可能となった。また、大学は単元レベルでの修得有無を確認することができる。
同プログラムは2023年度入試から立命館大学の3学部で初めて利用され、2024年度入試から立命館大学の4学部・2教科に拡大実施することが決定してしている。
立命館アジア太平洋大学での対象学部は全学部(アジア太平洋学部、国際経営学部、サステイナビリティ観光学部)で、対象教科は数学。出願期間は5月25日〜9月29日の17時で、学習期間は6月2日11時〜10月31日の13時。期間中であれば何度も挑戦が可能で、同プログラムでの学習結果は入試の合否には影響しない。プログラムへの出願は無料で、学習にはパソコンまたはタブレットが必要。出願は立命館アジア太平洋大学のWebページより行う。
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