学情は、2025年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に実施した、「キャリア形成」に関するアンケート調査の結果を5月12日に発表した。同調査は、学情が運営するダイレクトリクルーティングサイト「あさがくナビ2025」来訪者に対して4月11日~24日の期間に行われ、514名から有効回答を得ている。
調査対象者に、キャリア形成の意向を尋ねたところ、「自身で主体的に選択したい」という回答が29.8%に達し、「どちらかと言えば自身で主体的に選択したい」(34.4%)と合わせた割合が6割超を占めた。「就職する企業に委ねたい」「どちらかと言えば就職する企業に委ねたい」という回答は15.6%に留まっている。「自身で主体的に選択したい」「どちらかと言えば自身で主体的に選択したい」と答えた学生からは、「自身の強みを活かせる仕事をしたい」「多様な働き方があるので、その時々の自身の関心や優先度に応じてキャリアを築いていきたい」「やりたいことや、身に付けたいスキルから逆算して、キャリアを形成したい」「1社で働き続けるかわからないので、どこに行っても通用するスキルを身に付けたい」といった意見が寄せられた。
「ジョブ型」採用に興味があるかを尋ねた質問では、「興味がある」(44.6%)と「どちらかと言えば興味がある」(36.8%)を合わせた割合が8割に達している。学生からは、「仕事内容が明確だと、希望するキャリアを築けるかイメージがしやすい」「ジョブ型のほうが専門性を磨くことができると思う」「配属部署や仕事内容が明確だと、希望するキャリアを築きやすいと思う」といった意見が寄せられた。
職種別に仕事体験ができる「ジョブ型」のインターンシップへの参加意向としては、「参加したい」(40.9%)と「どちらかと言えば参加したい」(37.9%)を合わせた割合が8割に迫っている。学生からは「実際に仕事を体験することで、仕事のイメージを具体化したい」「ジョブ型は、仕事内容が明確だからこそ、入社前に適性を確かめることが必要だと思う」「実務を通して、職種で必要な能力があるか見極めたい」といった意見が寄せられている。
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