SchoolTech事業を展開するClassiは、EDUCOMと共同開発した小中学校向け保護者連絡サービス「tetoru(テトル)」の導入が、2000校を突破したことを5月17日に発表した。
「tetoru」は、学校からの連絡配信と保護者からの欠席連絡を基本機能とした小中学校向けの保護者連絡サービス。
2022年に文部科学省が実施した「教育委員会における学校の働き方改革のための取組状況調査」によると、小中高校などを設置する都道府県と市区町村の教育委員会の約81%が保護者と学校の連絡手段をデジタル化している。一方で、現場からは「システムから添付資料を送れない」「費用負担がネックとなっている」「保護者がツールの登録方法がわからず説明に手間がかかる」などの運用面での課題があがっていた。
そこでClassiは、学校・保護者間の連絡に関する課題を解決するために「tetoru」を、統合型校務支援システムで実績のあるEDUCOMと共同開発し、2022年4月にリリースした。
同サービスの主な特長は以下の通り。
(1)学校・保護者ともに基本機能は無料で利用が可能
公立の小中学校、義務教育学校、特別支援学校、公立幼稚園・保育園・こども園からの申込の場合、学校からの連絡配信機能、保護者からの欠席連絡機能を無料で活用できる。
(2)保護者にとって負担が少ない登録フロー
保護者はアプリをインストールし、学校から配布された二次元コードを読み込むだけで利用を開始できる。2022年12月に同社が実施した「tetoru」ユーザー向けアンケートでは、利用保護者の87%が「登録は簡単だった」と回答した。また、学校側の資料準備の負担も軽減できる。
(3)シンプルな操作画面で学校・保護者間の連絡を効率化
「tetoru」は、2022年グッドデザイン賞を受賞。誰にでも使いやすい操作性と分かりやすい機能で、ICTにあまり慣れていないユーザーでも素早く利用を開始できる。
(4)保護者はひとつのIDで兄弟姉妹の情報を一元管理できる
保護者は兄弟姉妹が異なる学校に通っていても、アカウントを切り替えることなく一括で管理できる。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア