アイードはJTBと業務提携し、学校向け英語スピーキングテスト「SEATS」を、JTBが提供する語学研修とセットで展開することを4月24日に発表した。
「SEATS」は、ジージーとアイードが共同開発し、全国の中学・高等学校向けに販売するスピーキングテスト。開発には次世代教育ネットワーキング機構が関わり、教育現場が抱える課題を解決するためのソリューションとして実現されている。
同教材は2回セットでの販売で、4つのパートから成る全8問のテストとして構成されている。総合点、パートごとのスコア、評価項目ごとのスコアがフィードバックされるため、学習前後の差分が見えやすい。また、CEFRレベルでのフィードバック、および過去の受験結果との比較がしやすいフィードバックレポートが提供される。
低価格の受験料を実現し、最短で申し込み翌日に受験が可能であり、インターネット環境があればあらゆる端末・ブラウザで受験できる。テスト時間は約15分間で、最短で即日にフィードバックを得られる。
海外の高校・大学入試において、スピーキングテストの自動採点に用いられるAIが採点を行うため、採点基準にブレが生じることがない。なお、同AIは日本国内でも社会人向けテストや都立高等で導入されるテスト、ESAT-J対策テストなどで年間10万テスト超の採点を実施している。
従来の語学研修や海外留学でも、外国語に触れる経験を得ることで確かな自信がつき、語学力の向上が可能だったものの、客観的かつ視覚的に語学力の向上、とりわけスピーキング力の向上を知ることは困難だった。今回の、JTBへの「SEATS」の提供によって、JTBの語学研修や海外留学の成果を客観的に測れるようになる。
研修の前に「SEATS」を受験することでスピーキング力を可視化し、研修後に再度受験することで、成果を正確に捉えられる。また、伸ばすべき部分を明確化することで、その後の英語学習の指針を立てやすくなる。
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