アクシビジョンは、ICT教育の不足点を補い、東大／一般受験生の差をサービス化した校内予備校「AXIV for school」を、5月から大阪夕陽丘学園高等学校にて本格的に開始する。同サービスの高等学校への導入は、今回が初となる。
「AXIV for school」は、通常業務だけでも負担の多い教師に代わって、予備校のプロが大学受験を控える高校生一人ひとりに最適な提案やアドバイスをする、校内での受験生伴走サービス。大阪夕陽丘学園高等学校では、「一人ひとりへの丁寧な進路指導の実現」「家庭学習の効率向上」「教師の残業時間削減」という課題を抱えていたことから、2022年11月～2023年1月の期間に同校の2年生20名にトライアルを実施した。
その結果、スマートフォン使用時間の減少、学習時間の増加、勉強法の改善といった効果がみられ、参加した生徒に対して行ったアンケートでも「モチベーションが上がる」「自分がこれから何をすればいいのか、具体的なことがわかった」など、95％以上の高い満足度が示されたことから、今回の本格導入に至っている。
現在は、対象生徒数を増やしてカウンセリングを実施し、夢や目標の確認や、志望校の受験方式の情報提供、推奨併願校の提案、受験までの大きな戦略立案を行った後、5月まで学習計画に沿って基礎レベルの学習に取り組んでいる。これらの指導は、経験豊富なプロの予備校講師（プロコーチ）が担当しており、高校生の学習以外のインターネット使用時間の増加解消や東大受験生と一般的な受験生の受験戦略格差を埋め、学校外での学習時間の増加、受験勉強の効率化を図る。
同サービスでは、学習以外でのスマートフォンの利用時間を減らして、学習習慣を定着させることが重要であるとの観点から、学習習慣やスマホ時間の可視化などを行う。また、東大受験生と一般受験生との差が「能力」や「科目の勉強」ではなく、「情報量」を中心とした「科目以外の努力」にあるとの考えに基づき、この格差を埋めるべく「科目の勉強」に加えて志望校受験方式の情報提供や受験までの実行プランなどの「科目以外の努力」にあたる受験戦略の両輪の支援を行っている。
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