Tably(テーブリー)は、プログラミング初心者向けのテキストプログラミングサービス「Jasmine Tea (ジャスミンティー)」を、4月12日に提供開始した。利用料は無料。
「Jasmine Tea」は、本格的なプログラミングに必要な技術を習得できるサービス。ビジュアルプログラミングの次のステップとして、または学校の情報科目で学んだことを実践する場としても利用できる。
開発の背景として、キーボード操作やテキストプログラミングサービスに必要な英語になじみがないために、子どもたちのプログラミングに挑戦するハードルが上がっている状況がある。「Jasmine Tea」は、多彩なグラフィック処理機能やサウンド機能、アニメーションやゲームを作れる機能を標準搭載しており、子どもたちが興味を持つ要素を取り入れている。同時に、中学や高校の情報の授業で学ぶプログラミングも、一通り「Jasmine Tea」で学ぶことが可能となっている。
「Jasmin Tea」はWeb上でプログラミング学習のための環境を提供しており、ブラウザだけでプログラムの作成と作ったプログラムの実行ができる。また、学習に必要となるドキュメントやサンプルプログラムもオンラインで用意されている。
プログラミング初学者向けのテキストプログラミング言語として開発されており、余計な機能が付いていないため、初学者は学ぶべきことだけに集中できる。
また、プログラミングを楽しく学ぶためのグラフィックやスプライト、サウンド、音声などの要素が、他のプログラミング学習サービスでは別途追加設定が必要な場合があるのに対し、「Jasmine Tea」には標準装備されている。
さらに、子どもたちに安心して楽しく学んでもらうため、インターネット上での安全性を確保する仕組みも提供している。多くの子どもたちに本格的なプログラミングへの導入としてのテキストプログラミングに親しんでもらい、子どもたちの可能性を広げるきっかけをつくる。
Tablyは、外資系企業でOSやブラウザなどの開発を統括した経験を持つ及川卓也氏が代表を務める会社で、テクノロジーの活用を進める組織づくりや人材育成、テクノロジーを活用したプロダクト戦略の立案と実施などの支援を行っている。
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