明治大学は、140周年記念事業の1つとして、和泉キャンパス(東京都杉並区)に新たな教育棟「和泉ラーニングスクエア」を開設。東和エンジニアリングのICTソリューションなどが導入されている。
「和泉ラーニングスクエア」は、アフターコロナにおける新しい学びの形を伝える「いま、いちばん必要な教材は、キャンパスだと思う」というキャッチフレーズを掲げており、新たな学びや人と人との偶然の出会いが促進される工夫・仕掛けが広がる施設となっている。
施設内には、一般的な講義室だけでなく、学びの場の集合体として「グループボックス」と呼ばれる四角い箱のようなグループ学習空間、オープンなプレゼンテーション空間、自習に集中できるカウンター席といった、ガラス張りや吹抜けを効果的に取り入れることによって壁を感じることなく、学生同士で学習意欲を高められる。
東和エンジニアリングは、同施設の設計段階から明治大学より相談を受けており、実践的なデモや意見交換を通して「主役は学生・学修であり、授業やコミュニケーションに集中できる環境をつくる」ことを目指して、音響・映像、ICTソリューションなどを提案し、51部屋に採用された。
あわせて、学内ネットワーク経由でシステムのリモート管理を可能にする、同社のオリジナルソリューション「AViot Manager(アビオットマネージャー)」も導入されており、教室システムの一括オン/オフや、教員がシステム操作に困った場合のオンライン支援ができるようになっている。また、システムや教室の稼働率を数値で確認することが可能なので、効率的な教室の割り振りや将来的な改修の検討に向けての活用も期待される。
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