クリスクは、同社の運営する通信制高校の検索サイト「通信制高校ナビ」の利用者529名(保護者:370名、生徒:159名)を対象に実施した、「通信制高校に期待すること、不安なこと」に関するアンケート調査の結果を、3月14日に発表した。同調査は、2022年12月1日~2023年1月31日の期間に行われている。
調査対象者に、通信制高校について不安な点を尋ねたところ、「特に不安はない」という回答は5.0%で、1年前に行われた前回調査から0.4ポイント上昇したものの、多くの人が何らかの不安を抱えていることが明らかになった。生徒と保護者共通の不安として多いのは、「全日制高校と同じ高校卒業資格が取れるか」「その先の就職に影響がないか」となった。
生徒本人よりも保護者の方が気にしている割合が多い項目としては「将来の目標ややりたいことを見つけられるか」「全日制高校と同じ水準の教育を受けられるか」「社会のマナーやルールが身につくか」、生徒本人が気にしている割合が多い項目としては「学校に馴染めるか」「どんな先生がいるのか」「友だちができるか」「その先の進学に影響がないか」が上位となった。
通信制高校に期待することとしては、「高校卒業資格を確実に取得できる」が保護者・生徒ともに最多となっている。そのほか、保護者・生徒とも「目標に向けた勉強ややりたいことができる」「勉強の遅れを取り戻せる」「仲のよい友だちができる」「高校生活を満喫できる」を挙げる回答が多かった。
一方で、生徒と保護者の回答で大きな差があったのは「自由な時間を作る」で、生徒は17.6%だったものの、保護者は4.7%となっている。
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