学情は、2024年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に実施した、「ウェルビーイング」に関するアンケート調査の結果を3月8日に発表した。同調査は、学情が運営するダイレクトリクルーティングサイト「あさがくナビ2024」来訪者に対して2月13日~24日の期間に行われ、431名から有効回答を得ている。
調査対象者に、社員の「ウェルビーイング」を推進する企業への印象を尋ねたところ、「好感が持てる」(70.3%)がもっとも多く、「どちらかと言えば好感が持てる」(20.2%)と合わせた割合は9割超を占めた。
就職活動において、企業の「ウェルビーイング」に関する取り組みを意識するかを尋ねた質問では「意識する」と「どちらかと言えば意識する」を合わせた割合が7割近くに達している。学生からは「心身ともに健康であることが、仕事のパフォーマンスや生産性にも影響すると思う」「社員がやりがいや幸福を感じながら働ける企業は、柔軟な発想や活発な議論が可能だと思う。企業としての成長力も高いと感じる」といった意見が寄せられた。
就職活動において、企業の「ウェルビーイング」に関する取り組みを知ることで、志望度が上がるかを尋ねたところ、「志望度が上がる」という回答が44.5%に達し、「どちらかと言えば志望度が上がる」(36.2%)と合わせた割合は8割超を占めている。学生からは「働きやすい職場だと思う」「仕事内容や経験できることが同じなら、より健康的に働ける職場を選びたい」「やりがいを感じながら、長く働くことができると思う」といった意見が寄せられた。
自身の「ウェルビーイング」を追求するために、就職活動において重視している点としては(複数回答)、「休日休暇・勤務時間に関する制度」(61.0%)が最多となり、以下「企業の雰囲気・社風との相性」(55.0%)、「福利厚生」(54.8%)、「仕事内容」(50.8%)が続いている。学生からは「人間関係はストレスの大きな原因になるので、職場の雰囲気が自身と合っているかは大切だと思う」「やりがいを感じられるか、自身が会社や社会に貢献できていると感じられるかは仕事の充実感にも関わってくると思う」「仕事とプライベートを両立できる働き方をしたい」といった意見が寄せられた。
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