大日本印刷(DNP)は、steAmと協同でカンボジアのプノンペン日本人学校と徳島県上板町立高志小学校をつないで、メタバース空間で国際交流を通した子どもたちの学び合いの可能性を検証する実証実験を行ったことを、3月7日に発表した。
同実証では、大日本印刷が構築し、京都市が提供するメタバース空間「京都館PLUS X」を活用して、メタバース空間における子どもたちの国際交流と学び合いの可能性について検証している。
開催日時は、2月22日14時~15時と、3月6日10時30分~11時(どちらも日本時間)で、徳島県上板町立高志小学校の6年生18名、カンボジアプノンペン日本人学校生の児童4名が参加し、それぞれの地元を紹介するポスターを描いてプレゼンテーションを行った。
1日目には、双方で「京都館PLUS X」内の実証空間に接続し、京都市から「京都館PLUS X」や京都について紹介された後に、両国の児童がそれぞれ10分程度、ポスターを使って日本語で地元を紹介している。
2日目には、ボイスチャット機能を活用して互いのプレゼンテーションに関する質問や感想などで交流した。
参加した児童からは、「アバター同士の距離次第で声が聞こえない・聞こえるといった臨場感を味わえた」「離れている都道府県や国との交流ができ、身近に感じられた」「アバターだとリアル映像よりも話しやすい」といった意見が寄せられている。
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