ニフティは、同社の運営する子ども向けサイト「ニフティキッズ」が、小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者を対象に実施した、「勉強・受験」に関するアンケート調査の結果を2月20日に発表した。同調査は、2022年12月30日~2023年1月23日の期間に行われ、2042名から有効回答を得ている。
調査対象者に、勉強が好きかを尋ねたところ、「好き」と「どちらかと言えば好き」を合わせた割合は55%だった。「好き」という回答は、小学生では27%だったが、中学生は15%と小学生よりも低い。
一番好きな教科を選んでもらった質問では、「国語」「算数・数学」「社会」が同率で1位となった。小学生で最下位(11%)だった「英語・外国語活動」は、中学生では1位(22%)となっている。
一番苦手な教科を選んでもらったところ、「算数・数学」(41%)が1位となった。「苦手な教科はない」という回答は、2021年の調査では2位だったのに対して、今回の調査では5位となっている。
学校以外で、普段勉強している場所としては、小学生では「家のリビング」(46%)がもっとも多く、「自分の部屋」(40%)がそれに続いた。中学生では「自分の部屋」(55%)が最多となり、「家のリビング」(31%)がそれに続いている。その他、「学童」「塾」「友だちの家」といった自宅以外の場所を挙げる回答もみられた。
小学生に対して行った、中学受験をする予定かという質問に対する回答を地域区分別でみると、「中学受験はする」予定という回答は中国地方や関東地方、四国地方の在住者が4割超と、他の地域よりも高い。
「中学受験をする予定」と答えた小学生に、中学受験をするきっかけを尋ねた質問(複数回答)では、「いきたい学校があるから」(65%)がもっとも多く、以下「地元の公立中学に通いたくないから」(38%)、「おうちの人のすすめ」「高校受験をしたくないから」が続いている。そのほか、「入りたい部活があるから」「苦手な子と同じ学校に行きたくないから」といった回答もみられた。
中学生に対して、中学受験をしたかを尋ねたところ、中学受験を「した」という回答は26%となっている。
中学受験を「した」と答えた人に、中学受験をしたきっかけを尋ねた質問(複数回答)では、「いきたい学校があるから」(12%)が最多となり、「地元の公立中学に通いたくないから」「おうちの人のすすめ」(どちらも9%)がそれに続いた。そのほか、「大学付属の小学校だから受験が必要だった」など内部進学には受験が必須だったという回答も寄せられている。
1日あたりの家での勉強時間としては、小学生・中学生ともに「30分~1時間」がもっとも多く、中学生では「30分未満」「1時間~1時間半」「1時間半~2時間」が横並びで、1位とあまり差が出ない結果となった。一方で、「それ以上」と答えている人も1位と同じくらい多い。
勉強のやる気を出すためにしていることとしては、「好きな音楽を聴きながら始める」「終わった後のご褒美をつくる」「1問だけ! と思って始めると他の問題もできる」「お気に入りの文房具を使って勉強する」「受験に受かった自分を想像する」といった回答が寄せられた。
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