NTTコミュニケーションズは、クラウド型教育プラットフォーム「まなびポケット」において「統合認証サービス」の提供を2月に開始する。同サービスの利用によって、統合型校務支援システムに「まなびポケット」のID・パスワードでシングルサインオンして利用できるようになる。
「統合認証サービス」は、認証連携機能、多要素認証機能、リスクベース認証機能の3つからなる有料サービス。統合型校務支援システムへのシングルサインオンによる認証連携は、学習eポータルとしてはじめて実現した機能となり、連携している統合型校務支援システムは、EDUCOMの「EDUCOMマネージャーC4th」、システムディの「School Engine」、テクマトリックスの「ツムギノ」、文溪堂の「Te-Comp@ss」となっている。また、統合型校務支援システムをインターネット経由で利用する場合に必要な、ガイドラインに対応した多要素認証(教職員の私有端末を使わない方式)と、「まなびポケット」利用の際にリスクが高いアクセスかを判定し、リスクが高いと判断した場合に追加で多要素認証を求める、より厳重な認証であるリスクベース認証機能も備えている。
今後、「まなびポケット」は統合型校務支援システムとの連携を拡大するとともに、日本IMS協会がクラス名簿や成績、教材の相互運用を可能にするために作成した技術標準である「OneRoster CSV/Japan Profile」に基づいた名簿情報や出欠情報との連携などによって、これまで学習系と校務系それぞれに個別に手入力していた業務を効率化し、教育現場の働き方改革を実現していく。
将来的には、学習データと校務のデータのクロス分析を通じた児童・生徒の個別最適な学び支援といった、教育のさらなる高度化を目指して、教職員をエンパワーする学習eポータルとして進化させる。
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