マイナビは、大学4年/大学院2年以上で今年就職活動を終えた、もしくは現在活動中の子どもを持つ保護者1000名を対象に実施した、「就職活動に対する保護者の意識調査」の結果を2月8日に発表した。同調査は、1月18日~19日の期間に行われている。
調査対象者に、就職活動で話題になる言葉を提示して知っているものを選んでもらったところ、もっとも多かった「知っているものはない」を除くと、「お祈り」「終活」「勤務地ガチャ・配属ガチャ」が上位を占めた。
自身の子どもが、全国転勤のある会社に就職する場合に、反対するかを尋ねた質問では、「反対する」という回答が29.6%を占めている。
子どもの大学選びで重視したこととしては、「大学選びは子どもに任せていた/特に重視したことはない」を除くと、「子どもの興味や関心に合うかどうか」(29.0%)がもっとも多い。また「進学にかかる費用すべて」(12.9%)、「大学の授業料」(9.8%)といった支出関連の項目が前年よりも増加した。
教育資金についてどのような補助があればよかったかを、自由に答えてもらったところ、「授業料の無償化」「授業料がとても高いのでもっと国の支援があれば助かった」「家族の収入に左右されない一律の大学授業料の補助」といった、所得制限のない補助や支援を求める意見が寄せられている。
教育資金を準備する際に貸与型の奨学金を利用した保護者に、奨学金に関する状況・考え方(返済の負担感)を尋ねた質問では、「奨学金の返済は子供の将来に負担になると思う」という回答(「負担になると思う」と「どちらかというと負担になると思う」の合計)が、85.0%を占めた。教育資金の補助については「返済不要の奨学金」や「給付型奨学金の対象拡充」を求める声や、「返還する負担が、大きいのではないかと将来に不安がある」と奨学金返済を不安に感じる意見が寄せられている。
子どもの就職活動や日頃のコミュニケーションにおいて「Z世代らしさ」を感じることがあったかを、自由回答で答えてもらったところ、「キャリアセンターともSNSでやりとりして、無駄なく就職活動していた」「情報収集がインスタやTikTokであること」「出世ややりがいを1番には考えず、休みがある程度保証される職場を選んだこと」「長時間労働や休日出勤は古くてダサいと断言している」といった回答が寄せられた。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア