LINEは、同社の運営するスマートフォン専用リサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」が、全国の高校生を対象に実施した、なりたい職業や取りたい資格などに関する調査の結果を、12月19日に発表した。同調査は、11月14日~15日の期間に行われ、1024名から有効回答を得ている。
調査対象者に、将来もっともなりたい職業を尋ねたところ、「国家公務員・地方公務員」「教師・教員・大学教授」「システムエンジニア・プログラマー」が上位を占めた。そのほか、「看護師」「保育士・幼稚園教諭」「薬剤師」「事務職・営業職」「機械エンジニア・整備士」「ゲーム業界の仕事」もランクインしている。
男女別でみると、女子では「国家公務員・地方公務員」「看護師」「教師・教員・大学教授」が上位となっており、「国家公務員・地方公務員」になりたい理由としては、周りにいる人の影響や、外交官に憧れるといった回答が寄せられた。男子では「国家公務員・地方公務員」「システムエンジニア・プログラマー」「機械エンジニア・整備士」が上位となり、「国家公務員・地方公務員」になりたい理由としては、コロナ禍で教育現場の環境整備に努める姿を目の当たりにしたといった回答が寄せられている。「システムエンジニア・プログラマー」については、小さい頃からプログラミングを身近に感じている、AIの開発をして貢献したいといった回答が寄せられた。
現在持っている資格について尋ねた質問(複数回答)では、「実用英語技能検定(英検)」がもっとも多く、以下「日本漢字能力検定(漢検)」「実用数学技能検定(数検)」「TOEIC・TOEFL」「電卓計算能力検定」が続いている。男女別では、女子の方が資格を持っているという回答が男子よりもやや多く、「Word文書処理技能認定試験」や「硬筆書写技能検定試験(旧ペン字検定)」もランクインした。一方で、「この中にはない・資格は持っていない」は4割弱に達し、男子の方が女子よりも多く、学年が上がるにつれて減少している。
近いうちに取りたいと思う資格としては、「実用英語技能検定(英検)」「TOEIC・TOEFL」が上位となった。学年別でみると、1~2年生では「実用英語技能検定(英検)」が1位となったものの、3年生では「TOEIC・TOEFL」が1位となっている。男女別では、4位までは男女とも同じ結果となり、「実用英語技能検定(英検)」「秘書検定」「色彩検定」を挙げる回答は女子の方が、「基本情報技術者」「危険物取扱者」を挙げる回答は男子の方が多かった。
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