中央大学教育力研究開発機構は、デジタル技術を活用した授業方法や学内の教員によるデジタル技術を活用した授業の実践例などをまとめたハンドブック「これからの授業デザイン・実践ハンドブック~デジタル技術活用のヒント~」を作成したことを、12月12日に発表した。
大学を取り巻く環境は、デジタル技術の高度化と進展に伴い近年大きく変化した。中央大学はその環境変化に適切に対応し、学修者本位の教育を実現するため、高度で先進的な教育の推進を目指し「中央大学の授業におけるデジタル技術活用の方針」を11月に策定した。
同方針の下、教員がデジタル技術を活用し学生の主体的な学びを促す教育を行えるよう同ハンドブックが作成され、12月より学外へ公開される。
同ハンドブックに収録されたノウハウやグッドプラクティスが多くの大学教職員に共有され、これからの時代で求められる教育の質的向上の一助となることを目指す。
ハンドブックのポイント
- 法令で定められている「メディア授業」の60単位制限をわかりやすく解説
- 遠隔授業やブレンド型授業をデザインするためのポイントを4つのSTEP(授業形態の選択、授業の設計、授業の実施、評価)を通して明示
- 授業形態ごとのメリット・デメリットや授業設計のポイントを明示(ハイフレックス型授業、ライブ型オンライン授業、非同期双方向型授業)
- デジタル技術を活用した授業デザインの方法を、コラムや簡単な解説により誰もが手に取って読みやすい構成で作成
- 本学教員による実際の「グッドプラクティス」を基に、明日から実践できる事例を多数掲載
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