クリプトンは、おもに文系の大学・短大を対象とした「データサイエンス・AIリテラシー講座」を、11月にリリースした。
同講座は、クリプトンが長年、大学へのオンライン講座(入学前講座や初年次講座など)を提供してきたノウハウを活かして開発された。政府が推奨する「数理・データサイエンス・AI(リテラシーレベル)モデルカリキュラム」に準拠し、データサイエンスを基礎として習得すべき内容を網羅している。
東京大学名誉教授(統計学)である松原望氏が監修を担当しており、単位化できる大学の正課授業として利用可能なほか、既存の情報リテラシー科目(データ倫理、情報セキュリティなど)を加えることで、MDASHの申請も行える。
文系学生や数学が苦手な学生にも取り組みやすいよう、説明を工夫するとともに、学生のレベルに応じて講座内容を組み替えた導入にも対応する。
オンデマンド講座なので、学生は自身のレベルに合わせて進度を調整できる。質問受付や学生の学習進捗管理、課題添削といったサポート体制も完備しているので、学修データの可視化なども可能となっている。
講義は全15回で、実データと表計算ソフトの機能を利用してデータの分析、可視化、評価といったデータサイエンスの基本を体得する。また、AI・データサイエンスが解決できる社会課題や、これからのデータ活用の意義の理解につなげられる。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア