マイナビは、2024年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生を対象に実施した、「マイナビ 2024年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(10月)」の結果を11月15日に発表した。同調査は、10月20日~31日の期間に行われ、2267名(文系男子:427名、文系女子:950名、理系男子:436名、理系女子:454名)から有効回答を得ている。
調査結果によれば、10月時点でのインターンシップ累計参加率は前年比4.7ポイント増の82.7%で、前月に続き高い水準を維持した。
10月単月での参加率は、前月から19.7ポイント減の47.8%となっている。
開催期間別でみると、半日のプログラムへの参加は前月から10.7ポイント増の69.1%で、夏季休暇が明け授業が再開して時間の調整が難しい中で、多くの学生が短期間のプログラムを希望したことがうかがえる。
有償インターンシップへの興味(「興味があり、参加経験がある」(12.8%)と「興味はあるが、参加経験なし」(73.1%)の合計)は85.9%に達したものの、参加経験(「興味があり、参加経験がある」(12.8%)と「興味はないが、参加経験がある」(1.9%)の合計)は14.7%に留まった。文理別では、理系の参加経験が文系を7.5ポイント上回っている。
理系の有償インターンシップへの参加割合をみると、「機電系」「土木・建築系」「化学系」では2割超に達した。
インターンシップなどの情報収集に、SNSを利用しているかを尋ねたところ、「使っている」という回答は前年比4.5ポイント増の67.2%を占めている。
よく見る情報の発信者や、検索ワードとしては、「今、活動している人の情報(就活仲間)」「就活の参考になる情報・就活支援に関する情報」「企業の情報」といった回答が多い。
一方で、情報の信憑性への懸念を示す意見や、企業の採用専用のアカウントだけでなく、一般消費者などに向けて発信しているアカウントも含めて確認しているといった意見も寄せられた。
インターンシップ・就活準備専用のアカウントを持っているかを尋ねた質問では、「持っている」という回答が前年比4.9ポイント増の16.4%で、「持っておらず、今後も作らない予定」という回答は前年比6.4ポイント減の71.2%となっている。
インターンシップや就職活動に向けて、SNSの利用方法を見直したことがあるかを尋ねたところ、「今までも匿名や非公開で使っていたため見直しはしていない」(41.2%)が最多となり、「(見られて困ることは無いので)今まで通り実名で利用している」(32.9%)がそれに続いた。
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