スタディプラスは、同社の「Studyplus for School」と、すららネットが提供する「すらら」とのデータ連携を、11月1日より開始した。これにより生徒の「すらら」での学習履歴が自動で「Studyplus for School」に記録される。教職員は「Studyplus for School」の管理画面から生徒一人ひとりの学習進捗を管理することが可能となり、タイムリーに適切な生徒指導を行うことができるようになる。
両社は、生徒の個別最適な学びの実現および学習塾・学校などにおける教職員の効果的な学習管理をサポートすることを目的として2021年1月に業務提携契約を締結し、データ連携の取り組みを進めてきた。
「Studyplus for School」は、生徒と教職員を学習管理アプリ「Studyplus」でつなぎ、生徒の日々の学習ログを教職員が見守り助ける、教育機関向け学習管理プラットフォーム。市販のデジタル教材との連携や自作の単語帳の登録など、あらゆる教材での学習記録を付けることができるため、生徒たちの学習状況の一元管理ができる。また、デジタル教材と「Studyplus for School」のデータ連携を可能にするために、事業者向けのAPI「Studyplus for School SYNC（シンク）」が提供されている。
「すらら」は、小学校から高校までの国語、算数／数学、英語、理科、社会5教科の学習を、一人ひとりの理解度に合わせて進めることができるICT教材。理解度に応じてレクチャーを視聴したり、最適な難易度のドリル問題を解いたり、つまずいている箇所にさかのぼって復習をしたりすることが可能で、学習塾や小学校・中学校・高校などで導入されている。
今回のデータ連携により「すらら」の学習データが自動的に「Studyplus for School」に連携される。生徒は手間なくスムーズに「Studyplus」上で「すらら」やそのほかさまざまな教材における自身の学習進捗を網羅的に振り返ることが可能となる。
同時に教職員は、これまで複数のツールや紙で管理していた生徒一人ひとりやクラスごとの学習量を「Studyplus for School」で一括管理することができ、生産性向上につながる。また、個別の学習状況に合わせたより最適な学習指導や進路指導に生かすことが可能となる。
この記事は参考になりましたか？
この記事をシェア