イー・ラーニング研究所は、子どもを持つ保護者300名を対象に実施した、「2022年:子どもの日常的な宿題に関する調査」の結果を10月24日に発表した。同調査は、9月3日~21日の期間に行われている。
調査対象者に、学校での日常的な宿題は必要だと思うかを尋ねたところ、「必要だと思う」とする回答が約7割を占めた。
学校での日常的な宿題が「必要だと思う」理由としては(複数回答)、「日常的な学習習慣の定着につながるから」が6割超でもっとも多く、以下「学習の振り返りや定着に役立つから」「自主的な学習は難しいから」が続いている。
学校での日常的な宿題が「必要だと思わない」と答えた人に、その理由を尋ねた質問(複数回答)では、「“ただ”こなす学習になっているから」が7割超で最多となり、「同じレベルの学習は意味がないから」「習い事などの、学校以外の学習をしてほしいから」が2割超でそれに続いた。
どういった種類の宿題は意味があると思うかを尋ねたところ(複数回答)、「研究や調べもの」がもっとも多く、以下「ドリルや問題集」「復習ノート作り」が続いている。
宿題にかかる時間はどのくらいが適していると思うかを尋ねた質問では、「30分以上1時間未満」が約6割で最多となり、「30分未満」と合わせると、1時間未満と回答する割合が9割に達している。
宿題はどこで取り組むのが適していると思うかを尋ねたところ(複数回答)、「リビング・居間」が他を大きく引き離してもっとも多かった。
宿題のオンライン化に対する賛否では、「賛成」とする回答が9割超を占めている。
宿題のオンライン化に賛成の理由としては(複数回答)、「どこでも取り組めるから」「何冊も問題集などを持って帰る必要がなくなるから」「過去の見直しがしやすいから」「間違っている点がすぐにわかるから」といった意見が多く寄せられた。
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