栄光は、同社の運営する進学塾「栄光ゼミナール」が、中学1年生~高校3年生の子どもを持つ保護者を対象に実施した「小中高生の家庭のSDGsに関する意識調査」の結果を、10月20日に発表した。同調査は、9月17日~10月1日の期間に行われ、273名から回答を得ている。
調査対象者に、SDGsという言葉を聞いたことがあるかを尋ねたところ、98.9%が「聞いたことがある」と回答した。
SDGsについて、どの程度知っているかを尋ねた質問では、「くわしい内容までは知らないが、持続可能でよりよい世界を目指す国際目標であることは知っている」(50.7%)がもっとも多く、「2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標で、世界規模の課題に対する目標が分野ごとに分けられており、内容もある程度理解している」(44.8%)がそれに続いている。
SDGsについて、どの程度関心があるかを尋ねたところ、「とても関心がある」(13.9%)と「やや関心がある」(68.5%)を合わせた割合が8割超に達した。
SDGsについて「とても関心がある」「やや関心がある」と答えた人に、SDGsの17のゴールのうち、とりわけ関心の高いものを尋ねた質問(複数回答)では、「13.気候変動に具体的な対策を」(37.8%)が最多となり、「4.質の高い教育をみんなに」も3割超となっている。
自身の子どもは、SDGsという言葉を知っているかを尋ねたところ、「知っている」という回答が94.9%を占めた。2021年に行われた調査と比較すると、「知っている」が10ポイント以上上昇している。
自身の子どもがSDGsを知ったきっかけとしては(複数回答)、「SDGsについて学校で学んだ」(84.9%)がもっとも多く、「SDGsに関するニュースを見たり聞いたりした」が半数超でそれに続いた。
自身の子どもが通っている学校で、これまでにSDGsを取り扱った授業があったかを尋ねた質問では、「授業があった」が73.3%に達しており、2021年調査と比較して約20ポイント増加している。
自身の子どもが通っている学校で、これまでにSDGsを取り扱った授業が「あった」「今年度中にある予定」と答えた人に、授業内容を尋ねたところ、「学校の先生が指導する授業」(74.6%)が最多となったほか、「自身で調べてレポートを提出する」「課題について調べ、授業で発表する」が3割弱でそれに続いた。
今年の夏休みの宿題・課題で、SDGsに関連するものがあったかを尋ねた質問では、「SDGsに関する夏休みの宿題・課題があった」が21.2%を占めている。
中学・高校・大学入試で出題される、SDGsの問題傾向にどの程度関心があるかを尋ねたところ、「とても関心がある」(24.9%)と「やや関心がある」(61.2%)を合わせた割合が約85%に達した。
自身の子どもに、SDGsに対して関心を持ってほしいかを尋ねた質問では、「とてもそう思う」が37.0%、「ややそう思う」が57.5%となっている。
自身の子どもに、SDGsに対して関心を持ってほしいと思う理由としては(複数回答)、「世界規模の課題について理解をしてほしいから」(60.9%)がもっとも多く、「さまざまな価値観やバックグラウンドを受け入れられる人になってほしいから」が半数超でそれに続いた。
SDGsについて、子どもに取り組んでほしいこととしては(複数回答)、「SDGs達成のため、家庭でできることに取り組む」(59.3%)が最多となっている。
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