日本電気(NEC)は、全国の教育委員会や学校に対してGIGAスクール端末の利活用を促進するための「NECカスタマーサクセスプロジェクト(NCSP)」を発足したことを、10月17日に発表した。同プロジェクトにおける取り組みの第1弾として、研修サポートやデータ分析、アドバイスといったサポートを行う。
NCSPでは、同社の端末を配備している小中学校を中心に、研修の実施や利用データの分析に基づく適切なサポートを行うことで、さらなるICTの利活用に向けた取り組みを実施する。
対象は、NECが提供するタブレット端末または学習eポータル(OPE)を導入している全国の小中学校、およびOPEを前向きに導入しようと検討している自治体で、参加料金は2023年3月末まで無料(2023年度以降の参加料は別途案内)。
具体的なサポート内容としては、どのような教材アプリケーションやデジタルツールを活用しているのか、どれくらいの頻度でどのような活用をしているのか、活用に関する課題感などをヒアリングし、他自治体での活用方法や課題に対する対応策についてアドバイスするとともに、全国の教育委員会と端末利活用状況や課題について打ち合わせを実施し、それぞれのニーズに合わせた研修の設計から実施までを行う。
そのほか、研修実施後に活用方法や利用頻度などの変化を確認しつつ、定点的にデータやインタビューなどを実施。次の対策を教育委員会の担当者と確認していく。
対応可能な研修は以下の通り。
- 学習eポータルとMEXCBTの背景理解と操作研修
- Chromebook、Windows、iPadなどの端末研修
- デジタル教科書や教材、アプリケーションの授業デザインおよび操作研修など
- 情報モラルやセキュリティポリシーに関する研修
- 学習目標の設計や授業デザインに関する研修
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