ジャストシステムは、小学校向け学習・授業支援ソフト「ジャストスマイル8」および中学校向けの「ジャストジャンプ クラス2/R.3」を、6月11日に発売する。価格はオープン。
「ジャストスマイル」は、どの学年の児童でもすぐに使いこなせるよう、直感的でやさしい操作性を実現するとともに、授業での活用に適したソフトウェアを搭載している。学年や学習の進度に合わせて最適なソフトウェアや教材の選択が可能で、思考力・判断力・表現力を育成できる。また、円滑な授業運営に役立つツールも備える。
今回発売される「ジャストスマイル8」では、文部科学省が求める授業や能力・スキルの育成について、現場の教員の悩みを解決しつつ、すぐに実践に取りかかれるよう機能が強化された。
プログラミング教育用の教材としては、教科の学びにプログラミングが役立つ単元を選定し、そのまま授業での活用が可能な20教材を提供する。単元に則した内容のビジュアルプログラミングツール「スマイルブロック」と、簡単に教材を作成でき、さまざまな授業での活用が可能なフローチャート作成ツール「スマイルチャート」によって、教科の学びを深めつつプログラミング教育に求められる論理的思考力を育める。
英語教材では、文部科学省が提示する約700語を収録した「シナリオカード」によって、さまざまな英文のフラッシュカードの自動作成、およびネイティブに近い自然な音声読み上げを実現する。また、入力した英文をネイティブの音声で読み上げる「読み上げツール」、児童とネイティブの発音を聞き比べられる「録音ツール」も搭載している。
情報モラル・リテラシー教材としては、キーボードから文字入力や編集を行うスキル、表やグラフを理解し、説明できるスキルといった情報活用能力の育成が可能で、情報モラル教材の一新によって歩きスマホやSNS、肖像権といった、近年直面しやすい状況を疑似体験しつつ、リスクを察知して対応できる力を育める。
なお、「ジャストスマイル8」より、パソコン教室向けの「ジャストスマイル」と、タブレット端末活用統合ソフト「ジャストスマイル クラス」を統合し、普通教室やパソコン教室、課外授業など、場所、学習活動、端末を問わず、必要なソフトウェアや教材を一括して導入可能なので、費用や選定の手間を軽減している。また、児童はどこでも使い慣れたソフトウェアで学べるので、操作を気にせず、学習に集中できる。
対応OSは、クライアントがWindows 10/8.1/7、サーバがWindows Server 2016/2012 R2/2012。
中学生向けの「ジャストジャンプ クラス2/R.3」は、技術科での活用が可能なプログラミング教材を教科し、プログラミングの基礎が学べる「フローチャート」と、ブロックによる計測と制御の基礎を体験できる「ブロックツール」を新たに搭載した。
対応OSは、クライアントがWindows 10/8.1、サーバがWindows Server 2016/2012 R2/2012。
【関連リンク】
・ジャストシステム
・「ジャストスマイル8」
・「ジャストジャンプ クラス2/R.3」
・『文教市場で20年の実績がある、ソフトベンダーの老舗「ジャストシステム」が考えるプログラミング教育のあるべき姿とは』(EdTechZine)
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