すららネットは、公教育に先んじてICT教材の導入・運用で成果を出している地方の地域密着型大手塾3社とともに、「ICT活用事例共有会」を、10月22日、10月29日、11月5日の3週連続で現地開催またはオンライン開催する。参加費は無料。
塾業界は、少子化に加えGIGAスクール構想の推進により、ICT導入だけでは差別化が難しく、生徒獲得が困難な状況と言える。また、大学入試選考法の多様化や、不登校生の増加などを背景に、学力観も徐々に変わりつつある。講師の指導方法の転換と個別最適化された学習・学力の定着の両立が求められ、塾業界は変化の過渡期にあり、塾経営者にとっては差別化戦略への取り組みが喫緊の課題となっている。
すららネットでは、このような状況でも子どもたちの学びを支援したいとの思いを持つ塾経営者をサポートすべく、同イベントを企画。ICT教材を活用して集団授業でも個別最適化した指導法を確立し、公教育の先を行く指導により児童生徒や保護者から評価を得ている塾の取り組みを紹介することで、塾経営の差別化戦略を支援する。
10月22日は、すららネットの代表取締役社長 湯野川孝彦氏が、激変する教育業界の現状とこれからの学習塾の姿について話す。また「すらら」導入7年目を迎える英進館より、佐賀校教室長 松尾新司氏を招き、「すらら」の導入から活用までの講師の役割のマインドセットと組織再構築のポイントが解説される。
10月29日は、リード進学塾 専務取締役 石田栄治氏と音羽校校舎長 古里直嗣氏が、一歩先を見据えたDX改革への取り組みについて紹介する。学力層に応じて変化させるICT活用への工夫や、反転学習で好循環を生み出すノウハウ、複数校舎で改革を推進し続けるための運営課題・解決策などを話す。
11月5日は、集団塾での「反転活用」での導入から、新個別業態である「kulumo」を新規開校した、KLCセミナーの岡山本部本部長 中川美知雄氏と業務部部長 井上典総氏が、「新時代の経営戦略」をテーマに登壇する。集合授業の品質向上施策や新しい個別業態開校までの軌跡を話す。
開催日時と内容は以下の通り。
- 第1回:10月22日 10時~12時「導入7年目で集団授業を更に進化させるICTの活用法」/株式会社すららネット 代表取締役社長 湯野川孝彦氏、英進館 佐賀校教室長 松尾新司氏
- 第2回:10月29日 10時~11時40分「リード進学塾がアップデートし続けた5年間のDX改革」/リード進学塾専務取締役塾長 石田栄治氏、同 音羽校校舎長 古里直嗣氏
- 第3回:11月5日 10時~11時40分「集団塾での『反転活用』から生まれた『新個別業態:kulumo』の新規出店までの軌跡を公開!」/KLCセミナー岡山本部本部長 中川美知雄氏、同 業務部部長 井上典総氏
なお、第1回は現地での参加とオンライン参加を選ぶことができ、現地開催の会場はすららネット本社(東京都千代田区内神田)となっている。第2回、第3回はオンライン開催のみ。参加には専用ページより事前の申し込みが必要。
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