コナミデジタルエンタテインメントは、ゲーム「桃太郎電鉄」を教育分野で活用する取り組みとして、タブレットやPCでプレイ可能なWebブラウザ版「桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~」を制作し、2023年から学校教育機関に対する無償提供を開始する。
「桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~」は、通常の「日本全国」に加えて、授業のカリキュラムに合わせて「北海道」から「九州・沖縄」まで7つの地域を選べる。一般的な授業時間で完了できる短い期間の設定や、対象地域を絞った学習に対応している。
駅に止まると、その駅や都道府県の基本情報を表示し、マップ上の建物や食べ物などのアイコンに虫メガネを合わせると、実際の建物や特産品、観光地、史跡といった情報が得られる。
一般的な「桃太郎電鉄」のように、誰かを指定して攻撃カードを使えないようにするなど、子ども同士のトラブルに発展する可能性のある要素を排除するとともに、相手のプレーを妨害する「貧乏神」を搭載しないなど、過度に持ち金(資金)が変動しすぎないように調整されている。
「桃太郎電鉄 教育版」の制作にあたっては、「Global Teacher Prize 2019 Top10」に選ばれた小学校の教員である正頭英和氏が、アドバイザーとして監修協力を担当した。
また、「桃太郎電鉄」シリーズの原作者であるさくまあきら氏は、
昔から、「桃鉄」を学校教材にならないかな?と思って、作っていました。今回の「桃太郎電鉄 教育版」の話は長年の夢が叶った気がします。みんなで、地理で満点を取って、先生方を困らせてください。
とのコメントを寄せている。
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