オンライン英語学習サービス「EnglishCentral」を提供するEnglishCentral JAPANは、東京都八王子市の全公立中学校3年生および義務教育学校9年生の計38校、約4400人に対し、個別最適化された英語4技能指導を行うことができる、動画学習し放題の「EnglishCentralアカデミックプレミアムプラン+教科書準拠コース」の運用が開始されたことを、9月5日に発表した。
この度の導入により、教員が効果的に生徒一人ひとりに合わせた学習の支援を行うことができる環境を提供。2022年度の都立高校入試で導入される東京都中学校英語スピーキングテストにも対応しつつ、八王子市が理想とする「実践で使える総合的な英語力向上」の実現に協力していく。
これまでのスピーキング学習は、主に英語科教員による授業内での指導の下で実施されており、時間や場所の制約を受けることが大きな課題の一つとなっていた。
「EnglishCentral」の導入により、最新のAIによるスピーキング判定を活用できるようになったことで、生徒は学校や家庭でのスピーキング学習が可能となるだけでなく、個々の英語力に応じた最適な取り組みができるようになる。また、教員はこうした生徒に応じて個別最適化された学習状況を、管理画面を通じて把握することで、適切な指導や学期末の成績処理を効率的に行うことできる。
今回運用を開始した「EnglishCentralアカデミックプレミアムプラン+教科書準拠コース」では、中学校の学習指導要領に沿った「教科書準拠コース」だけでなく、世界中から集めた2万本以上の生きた英語を学べる動画教材での4技能学習が可能。これにより、生徒は自分自身の興味や関心、レベルに応じて最適な教材を選び学習をすることができるようになり、これも八王子市が採択した理由となっている。
2020年度から、GIGAスクール構想による1人1台端末配備が開始されて学習環境が整い、さらには東京都立高校の入学選抜としてスピーキング技能評価の導入が2023年度に開始される。八王子市でも、グローバル化が急速に進展する中で子どもたちの「総合的な英語力」の向上を図り、将来の選択肢を広げるという意味も含め、2022年度より「EnglishCentral」の導入を決定した。
同社は、八王子市の運用開始後のサポート内容として、市内中学校の教職員に向けた研修の実施や、生徒が興味を持って学習に取り組むことができる八王子市に関する動画作成の支援、2023年度の都立高校入試で導入される東京都中学校英語スピーキングテストに備えた練習コースなどの提供を行っていく予定。
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