教育ネットは、教職員を対象に実施した情報モラル教育に関するアンケートの結果を、8月16日に発表した。同調査は、199名の教職員から回答を得ている。
調査対象者に、情報モラル教育に対する課題を尋ねたところ、「児童生徒より保護者への啓発が必要だと思う」(40.2%)がもっとも多かった。さらに、「忙しくて情報モラル教育に手が回らない」「授業時間が確保できない」「授業を準備する時間が中々とれない」といった、業務が多忙なために情報モラル教育にじっくりと取り組むことができないという実状も明らかになった。
小学校教員、中学校教員別でみると、小学校教員では「児童生徒より保護者への啓発が必要だと思う」という回答が46.2%で最多となり、「小学校低学年に対してどのように教えたらいいのかわからない」(18.2%)といった回答もみられる。一方、中学校教員では「トラブルが起きてからの事後指導がメインとなってしまっている」(34.0%)という回答が多く、トラブルに発展する前の事前指導が難しいと感じていることがわかった。
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