rakumoは、大学の教員・職員100名を対象に実施した、大学におけるスケジュール管理に関する実態調査の結果を7月29日に発表した。同調査は、6月21日~22日の期間に行われている。
調査対象者に、勤務先の組織単位でのおもな「スケジュール管理・共有」方法を尋ねたところ、「グループウェア(Google Workspace、Microsoft365、サイボウズなど)」が51.0%、「スケジュールは共有していない」が26.0%となった。
勤務先でのおもな「施設予約」の方法を尋ねた質問では、「グループウェア」が40.0%、「カレンダーアプリ」が16.0%、「申請書(紙)」が15.0%となっている。
勤務先の組織単位でのスケジュール調整で、もっともよく行われている方法を尋ねたところ、「メール」が54.0%、「グループウェアなどのツール」と「日程調整ツール」が14.0%を占めた。
1日の業務時間の中でスケジュール調整に平均でどのくらいの時間がかかっているかを尋ねた質問では、「10分未満」が49.5%、「10分~20分未満」が24.2%となっている。
1日の業務時間の中でスケジュール調整に時間を使うことに課題を感じているかを尋ねたところ、「非常に感じている」が9.4%、「やや感じている」が31.6%に達した。
1日の業務時間の中でスケジュール調整に時間を使うことについて、課題を「非常に感じている」「やや感じている」と答えた人に、スケジュール調整における課題を尋ねた質問(複数回答)では、「人と施設の調整が難しい」(56.4%)がもっとも多く、以下「学科・プロジェクトごとのスケジュールがわからない」(20.5%)、「他学科・学部の人との調整が難しい」(20.5%)、「イレギュラーな出来事に対処ができない」(20.5%)が続いている。
その他、スケジュール調整における課題について、自由に答えてもらったところ、「優先順位をつけるのが難しい」「参加者が多いと煩雑」といった回答が寄せられた。
スケジュール調整における課題があることで、生じている出来事を尋ねた質問(複数回答)では、「返事待ちのために時間・日数がかかる」(61.1%)が最多となり、以下「施設の予約が重複する」(27.8%)、「スケジュール調整のために教員の負担が大きい」(27.8%)、「スケジュールの再調整の際に口頭の伝達が必要」(27.8%)が続いている。
その他、課題があることで生じている出来事について、自由に答えてもらったところ、「話が行き違う」「全員のスケジュールが合わずに再調整となることが多い」といった回答が寄せられた。
自身が望ましいと思う、勤務先でのスケジュール管理・共有の方法を、上位2つまで選んでもらった質問では、「全体でグループウェアを活用する」(57.0%)がもっとも多く、以下「スケジュール共有のルールの明確化と徹底」(35.0%)、「スマホなどいつでも確認・調整できるツールの活用」(14.0%)が続いている。
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