カタリバは、埼玉県の戸田市教育委員会と、オンラインを活用し不登校・長期欠席の子どもたちの学びの充実を目指す連携協定を、7月26日に締結した。
戸田市では、これまでも産官学連携による教育改革を積極的に推進している。不登校支援としては支援の指針となる「戸田型オルタナティブ・プラン」を策定し、「戸田型校内サポートルームの設置」「不登校対策ラボラトリーの設立」「社会に開かれたネットワークの構築」を柱に、学校内のサポートや相談窓口の設置だけでなく、地域への認知啓蒙活動などを行い、社会全体での子どもの学びを支える包括的な支援のかたちを模索している。
今回のカタリバとの連携では、これまでのリアルな場を中心とした支援の枠組みの中ではつながることが難しかった「家から出ることのできない子どもたち」へのアプローチを強化し、カタリバと連携してオンライン不登校児童生徒支援の仕組みを構築することで、より包括的な支援体制の実現を目指す。
具体的な取り組み内容は以下の通り。
- 個別の学習相談(アセスメントなど)を踏まえた個別サポート計画の作成
- メンターの派遣などによる学習などの支援
- デジタルツールを活用した学びプログラムの提供
- 効果的な支援方法などの研究開発を目的としたデータ分析
ほかにも、これらの取り組みを円滑に実施すべく、実施時期、実施方法、その他の具体的な事項は、戸田市教育委員会とカタリバが協議しながら定めていく。
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