チャットプラスは、従業員数300名以下の中小企業に所属する人事担当者506名、就職活動中の大学生511名の計1017名を対象に実施した、「テレワークという働き方について就活生と企業の認識」に関する調査の結果を7月7日に発表した。同調査は、3月31日~4月1日の期間に行われている。
調査対象者のうち就職活動中の大学生に、入社したらテレワーク勤務がよいかを尋ねたところ、「とてもそう思う」(16.6%)と「ある程度そう思う」(44.9%)を合わせた割合が6割超に達した。入社したらテレワーク勤務がよいかという質問に「とてもそう思う」「ある程度そう思う」と答えた人に、その理由を尋ねたところ(複数回答)、「時間を有効に使えるから」(71.0%)がもっとも多く、以下「通勤するのが面倒だから」(64.0%)、「好きな場所で仕事ができるから」(43.6%)が続いている。
入社したらテレワーク勤務がよいかという質問に「特にそうは思わない」「まったくそうは思わない」と答えた人に、その理由を尋ねたところ(複数回答)、「直接会った方がコミュニケーションが深まるから」(63.5%)、「家だと集中して仕事ができないから」(45.2%)、「成長する機会が失われるから」(33.0%)が上位を占めた。テレワークではなく、原則出社の職場をどのように思うかを尋ねた質問では、「特に何も思わない」(48.5%)がもっとも多く、以下「嫌だが会社のルールなので仕方がないので受け入れる」(29.4%)、「嫌だが状況次第で受け入れることもできる」(16.6%)が続いている。
企業の人事担当者に、積極的にテレワークで働きたいと思っている学生に対して、どのように思うかを尋ねたところ、「とても歓迎している」(22.1%)と「ある程度歓迎している」(48.8%)を合わせた割合が7割超に達した。
人事担当者のうち、積極的にテレワークで働きたいと思っている学生に対して「あまり歓迎していない」「歓迎していない」と答えた人に、その理由を尋ねた質問(複数回答)では、「テレワークに向いていない業種のため」(60.5%)、「コミュニケーションがとりづらそうなため」(21.1%)、「働く意欲を感じられないため」(13.6%)が上位を占めている。
人事担当者に、社員の勤務状況について尋ねたところ、「ほぼ出社がメインとなっている」(47.0%)が最多となり、「出社とテレワークが半々くらいになっている」(35.2%)がそれに続いた。テレワークで働きたいという学生の要望に対して、どこまで汲み取ることができるかを尋ねた質問では、「ある程度の要望なら汲み取ることができる」(58.5%)がもっとも多く、以下「要望を汲み取ることはできない」(23.5%)、「どんな要望でも汲み取ることができる」(18.0%)が続いている。
人事担当者に、自社のテレワーク体制には改善する余地があると思うかを尋ねたところ、「とてもそう思う」が19.4%、「ある程度そう思う」が52.8%となった。
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