カタリバは、オンラインを活用して不登校・長期欠席の子どもたちの学びを支援する「オンライン不登校支援事業」において、広島県教育委員会と連携協定を締結したことを5月11日に発表した。
カタリバでは、2021年度からオンラインを活用して、さまざまな事情で学校に行けていない子どもたちに居場所や学びを届ける取り組みをスタート。オンラインの学び場「room-K」や、不登校の子どもを持つ保護者が悩みをオンラインで相談できる窓口などを立ち上げ、オンラインで1人ひとりに合わせた学びの形を提案する不登校支援プログラムを進めている。
広島県は、かねてより「個別最適な学びの実現」を目指しており、教育委員会の中に担当部門「個別最適な学び担当」を置いている。県内の12市町に不登校SSR(スペシャルサポートルーム)推進校を設置したり、不登校やいじめなどの電話相談窓口「心のふれあい相談室」を設置したりするなど、不登校や長期欠席の子どもたちへの支援に注力してきた。
そういった取り組みの中で、SSRなどのリアルな支援と並行して、オンラインで支援の仕組みを確立することでより多様な環境にいる子どもたちへ個別最適な学びの選択肢を届けるべく、カタリバが行う不登校支援DXプログラムとの連携協定締結に至っている。
カタリバと広島県教育委員会は、同協定に基づいて
- 個別の学習相談(アセスメントなど)を踏まえた個別サポート計画の作成
- メンターの派遣等による学習支援
- デジタルツールを活用した学びプログラムの提供
- 効果的な支援方法などの研究開発を目的としたデータ分析
について、連携・協力を進めていく。
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