新潟産業大学、および同大学の経済学部 経済経営学科 通信教育課程「ネットの大学managara」は、関西学院大学と日本IBMが共同開発した「AI活用人材育成プログラム」を導入することを、3月14日に発表した。
「AI活用人材育成プログラム」は、2021年8月に内閣府・文部科学省・経済産業省による「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)」の認定を受けており、企業や自治体での導入が進んでいる。
同プログラムでは、文系理系に関係なく初学者でもAI活用人材となれるよう考え抜いて開発された教材によって、体系的かつ実践的なスキルの修得が可能になっており、入門科目「AI活用入門」、基礎科目「AI活用アプリケーションデザイン入門」「AI活用データサイエンス入門」によって基本的な知識を身に付けられる。
同プログラムを通じて、次のようなスキルを獲得できる。
- AIに関する知識を保持し、実際のアプリケーションを開発できる力である「AIスキル」
- ソフトウェア、ハードウェア、ネットワークに関する知識を保持し、実際のシステム開発(プログラミング)へ有効に反映する力である「プログラミングスキル」
- IT関連のプロジェクトにおいてコスト、コミュニケーション、時間、人的資源等の要素を統合的に管理する力である「プロジェクトマネジメントスキル」
- 統計解析に用いられる多様な分析手法に関する知識を保持し、データを意味ある形に加工し適したツールを選出して統計解析を遂行できる力である「統計解析スキル(データ分析手法)」
- 情報処理、統計学などの情報処理系の知識を保持し、活用可能な力である「統計解析スキル(数学・統計知識)」
- コミュニケーション力、論理的思考力、課題解決力といった業種や業界の垣根を越えて通用するポータビリティのある力である「ビジネス基礎スキル」
また、同プログラムを修了した学生は、修了証とオープンバッジを得られるため、AIを活用できる人材として就職活動時の大きな強みとなる。
新潟産業大学での導入は、2022年春学期から全在学生に対して行われ、教養の選択科目として単位認定される(卒業要件に含まれる)。
「ネットの大学managara」での導入は、2022年春学期から全在学生(1年生、2年生)に対して行われ、単位は課程外の自由科目としての認定となる(卒業要件には含まれない)。
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