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文教市場で20年の実績がある、ソフトベンダーの老舗「ジャストシステム」が考えるプログラミング教育のあるべき姿とは

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2018/02/07 14:00

プログラミング的思考で「教科の学び」が深まる

 新学習指導要領では「プログラミング教育」について、現場でどのような指導を行うべきかについての具体的な方法が指示されているわけではない。過去の実証事例や、これからスタートする先行導入を通じて、さまざまな試みが続けられることになる。

 「新しいことを学ぶためには、まずやってみることが何よりも重要ではないでしょうか。水かさの単位の計算も、こうかな?と試して答え合わせを繰り返すことで、理解が確かなものになっていく。新しく学んだ知識を活用して論理的に考えたことを、プログラミングでシミュレーションしてみることで、とても理解が深まるのです。教科の学びも深まるプログラミング。これが弊社が考えるプログラミング教育です」(広庭氏)

 「水のかさ」以外にも、キャラクターに「ゴミの仕分け」をさせるプログラミング教材では、材質に応じたゴミの分別という「社会科」で学ぶテーマや、「磁石」や「電気」といった理科で扱うテーマへの理解を深めながら、プログラミングの考え方を体験させるというスタイルをとっている。

 ジャストシステムは、スマイルゼミを通じて「課題解決のための手順を論理的に考える力を身につけさせる」というアプローチで、この領域に取り組んでいこうとしている。

プログラミング教材自体も試行錯誤して作りこまれた

 児童が取り組む「はじめてのプログラミング教材」としても徹底的にこだわった。

 上の画面が、検討段階の教材だ。当初は、エンジニアが考える教材らしく、複数人が役割分担して、スムーズな連係プレーとなるように必要な手順を考える内容にしていた。そこを開発部や教材部のメンバーで何度も議論した結果、最終的に「一人のキャラクターがすべての工程を行う」という、よりシンプルな仕様に変更した。たいした違いがあるようには見えないかもしれないが、児童が算数の知識を使いながら、プログラミング的思考を鍛える教材という観点から見ると、まったく得られる効果が違うという。

スマイルゼミにおける「プログラミング」教材例(「水のかさ」問題)
スマイルゼミにおける「プログラミング」教材例(「水のかさ」問題)


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