アカリクは、2022年卒学生を10名以上採用するBtoB企業の経営者・役員104名を対象に実施した、「企業が求める優秀さ」に関する調査結果を12月24日に発表した。同調査は、12月2日~4日の期間に行われている。
調査対象者に、新型コロナウイルス感染症の拡大前での新卒採用における、学生の「優秀さ」の定義を、上位2つまで尋ねたところ、「課題解決力が高い」が50.0%、「論理的思考力が高い」が42.3%、「吸収力がある」が15.4%となった。
新型コロナウイルス感染症の拡大後での新卒採用における、学生の「優秀さ」の定義を、上位2つまで尋ねた質問では、「課題解決力が高い」が46.2%、「論理的思考力が高い」が37.5%、「自律(自立)している」が17.3%となっている。また「スケジュールをきちんと守る」が13.5%となり、新型コロナウイルス感染症の拡大前より4.8ポイントアップした。
新型コロナウイルス感染症の拡大前と後で、新卒採用における優秀人材獲得に関する重要度がどう変化したかを尋ねたところ、「非常に重要度が高まった」が23.2%、「やや重要度が高まった」が34.6%となった。
新型コロナウイルス感染症の拡大前後での、新卒採用における優秀人材獲得に関する重要度について、「非常に重要度が高まった」「やや重要度が高まった」と答えた人に、その理由を尋ねた質問(複数回答)では、「1人あたりの生産性がより問われるようになったから」が61.7%、「環境変化に対応する必要が出てきたから」が56.7%、「コロナ禍で事業モデルを変えた・新しく構築したから」が38.3%となっている。
同じく、新型コロナウイルス感染症の拡大前後での、新卒採用における優秀人材獲得に関する重要度について、「非常に重要度が高まった」「やや重要度が高まった」と答えた人に、その他の理由を自由に答えてもらったところ、「企業も人材もそれぞれの働き方を考える必要が出てきた」「リーマンショック以降の人材確保を控えた結果が世代、優秀な人材の空洞化ができたため」といった回答が寄せられた。
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