すららネットは、教育委員会や教育センターなど、教員の研修を行う機関に対して、AI型学習教材「すらら」「すららドリル」のIDを無償で提供し、あわせてICTやAIドリルの実践的な活用方法を伝える研修会も無償で実施することを、12月21日に発表した。
GIGAスクール構想の実現に向けて環境整備が進む一方で、2021年9月にデジタル庁が公表したアンケート結果によると、「リテラシーの高い特定の教職員に業務負担が偏る」ことや「担当教科でのICTの効果的な活用方法が分からない」など、リテラシーや授業での活用方法に関する懸念が示されている。また、ICT研修の必要性を述べる意見も多く見られた。
同社は2005年よりICT教材の開発・現場での運用を行ってきた。昨今の新型コロナウイルスの感染拡大の影響により「休校で生じた学校行事の振り替えや教務の調整など多忙な中、ICT活用イメージがないまま授業づくりをしていくことは困難であった」といった現場の声も多く寄せられている。
そこで、教育委員会・教育センターといった教員の研修をする機関に対して、「すらら」「すららドリル」のIDを無償提供するとともに、これまでの導入コンサルテーションと運用フォローの経験を基に、現場での実践的な活用方法をお伝えするICT活用研修会を実施することとなった。
無償ID提供の対象となるのは自治体の教育委員会、教育センターなどの教育機関で、導入有無に関わらず申し込みが可能。ID利用期間は申し込み年度の研修期間に応じた期間で、最長1年。提供ID数は1回の研修に参加する人数分となる。
ICT活用研修・AI型学習教材「すらら」「すららドリル」体験会は、オンラインで行われ、実施時間は合計1時間。申し込み後に日程を調整する。内容は以下の通り。
- ICTの全体像と個別最適な学び
- AI型学習教材「すらら」「すららドリル」の説明
- 学校での活用事例紹介
- AI型学習教材「すらら」「すららドリル」体験会
- ICT導入の成功のポイント
- 関連リンク
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