翔泳社が運営する教育ICTのWebメディア「EdTechZine」は、第11回オンラインセミナー「特別支援教育でのICT活用――学びを支援するアクセシビリティとは」を、1月23日に開催します。参加費は無料です(事前登録制)。
EdTechZineオンラインセミナーでは、これからの時代に必要な教育を参加者の皆さまと一緒に考えていきます。第11回は特別支援学校の先生で、教員コミュニティMIEE Talks@Admin.の代表でもある関口あさか先生と、iPhoneやiPadを活用して視覚障害者や発達障害者の方々へ情報支援を行う医師の三宅琢先生にご登壇いただきます!
特別支援学校や、小中高校の通常学級に在籍する困難さのある子どもたちの学びを支援する「アクセシビリティ」機能。本講演では、特にMicrosoftとAppleのテクノロジーを活用した実践をご紹介いただきます。
なお、セミナーではQ&Aコーナーを設ける予定です。質問は事前にも受け付けています。(すべての質問への回答は難しい旨、ご了承ください)
「特別支援教育でのICT活用――学びを支援するアクセシビリティとは」講演詳細
関口あさか氏講演内容
本講演では「明日から早速使える!」視点で、障害や病気などさまざまな理由から「学ぶこと」に困難さがある小・中・高校生への合理的配慮として、特にWindowsのアクセシビリティ機能や、Microsoftのソフトウェアやアプリの活用方法について紹介します。
また私は、知的障害のある子どもへの英語学習や英検取得支援を長年行ってきました。その中で使用したICTとイラストやイメージを組み合わせた英語学習教材や受験生にもおすすめの英語学習×OneNoteの活用法についても紹介します。本講演に申し込んでくださった方限定で「助動詞のイメージシート(ダウンロード版)」を先行配布する予定です。
関口あさか氏プロフィール
埼玉県立特別支援学校さいたま桜高等学園 教諭、MIEE Talks@Admin.代表、マイクロソフト認定教育イノベーター(MIEE)2016-2021、マイクロソフトからMicrosoft Innovative Educator Fellowに日本で最初に選ばれた先生6名のうちの1人。
Google認定教育者レベル2、UDフォントエバンジェリスト。
10年前から重度の知的障害や身体障害、学習障害のある子どもたちに向けて、iPadやPCなどのテクノロジーを教育現場に取り入れ、学習やコミュニケーション、英語授業、ものづくりなどの表現活動支援や研究を学校内外で行っている。
イラストが得意で、知的障害のある子どもの英検取得の支援やイラストや感覚イメージを用いた英語授業や学習方法を推進。
ICT夢コンテスト宮島龍興記念教育賞などを受賞し、書籍や新聞、TED、Webサイトに多数教育実践が掲載されている。
三宅琢氏講演内容
私は視覚障害や読み書き障害がある学生や労働者の就学・就労環境の改善を、iPadやiPhoneを中心としたテクノロジーを活用して支援する医師です。
本講演ではさまざまな障害をもつ児童が学ぶ上で、知っていると便利な「見ること・読むこと・知ること」の困難さにまつわるアプリの活用方法や、学校の先生が知っていると便利なアクセシビリティ機能の設定方法を、教育現場での導入事例などを中心に紹介します。
三宅琢氏プロフィール
株式会社Studio Gift Hands 代表取締役、公益社団法人NEXT VISION 理事。
労働衛生コンサルタント・メンタルヘルス法務主任者として、働く人々のメンタルヘルスケアから人材育成まで、職場で起こるさまざまな課題の解決や、ヘルスリテラシー向上のための教育・育成を行う産業医。iPhoneやiPadを活用した視覚障害者や発達障害者への情報支援をはじめ、建築や空間デザインの力で自ら治る未来医療の実現を目指し、病院デザインのコンセプトディレクターを務めるなど、医療、デザイン、建築の領域を超えた情報障害者への情報処方を行う眼科医。
短歌やマネジメント本の執筆、ウェルビーイングに関する対話会の実施、日本の伝統美の価値を伝えるEdge of Japanの運営支援を行うなど、マルチメディアでの対話を軸として社会課題を解決する社会処方を提案する社会医。3つのスタイルで人が豊に生きるためのウェルビーイングに関する哲学教育を行う医師、活動家。
開催概要
- 日時:2022年1月23日(日)10時30分~11時45分
- 会場:オンライン開催(Zoom)
- 参加費:無料(事前登録制)
- 参加対象:教職員などの学校関係者、教育委員会関係者
- 定員:400名(先着順)
- 締め切り:2022年1月21日(金)13時
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