学情は、2023年卒学生を対象に実施した、「就職人気企業ランキング」を11月24日に発表した。同調査は、4月1日~10月31日の期間に行われ、8249名から有効回答を得ている。
調査結果によれば、1位は4年連続で伊藤忠商事となり、2位には講談社、3位には集英社がランクインした。食品メーカーでは、前年調査と同様にアサヒ飲料、味の素、ロッテがトップ10にランクインしている。また、航空と旅行は軒並み順位を下げた一方で、新型コロナ禍でも採用を続けた企業も多いホテル業界では、星野リゾート・マネジメントが21位(前年92位)にランクインするなど、新型コロナ禍の終息後を先取りするような動きもみられた。
新型コロナ禍で売上・利益を減らす企業が多かった中で、1位の伊藤忠商事は情報・金融部門の好調などもあり、純利益で5年ぶりに商社首位に返り咲いたことがニュースとなっている。なお、4年連続の1位はANA(全日本空輸)(2016年卒~2019年卒のランキングで1位を獲得)以来2社目となる。
そのほか、東京都が15位(前年33位)、福岡県が47位(同252位)、大阪府が68位(同91位)、神奈川県が82位(同204位)と、地方自治体も人気を集めている。
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