しくみデザインは、同社が提供するビジュアルプログラミングアプリ「Springin’(スプリンギン)」において、Android版のリリースと、教育者向けサービス「Springin’ Classroom(スプリンギン クラスルーム)」の提供開始を、11月24日に発表した。
「スプリンギン」は、文字を使わずに誰でも簡単にデジタル作品がつくれる創造的プログラミングアプリ。プログラミング未経験者や、まだ読み書きができない低年齢の子どもでも、描いた絵や写真に、音や動きをつけられる属性アイコンの組み合わせで、ゲームや動く絵本など自分だけのオリジナル作品をつくりだせるクリエイターになることができる。また、自分がつくったデジタル作品をアプリ内のマーケットを通じて、他ユーザー向けへの配信や、他のユーザーがつくった作品をダウンロードできるプラットフォームを備えている。
これまではiOSのみに対応していたが、世界におけるスマートフォンユーザーのうち約70%以上がAndroid端末を使用していることから、Androidアプリでも創作活動できるようにアップデートが行われた。今回のAndroid版リリースにより、「スプリンギン」は日本国内だけでなく世界中の新たなクリエイターが創作したゲームや絵本、楽器などのデジタル作品が集まる、創造する楽しさを発信・体験できる「クリエイタープラットフォーム」を目指していく。
「Springin’ Classroom」は「探究・創造・表現する楽しさ」を誰もがすぐに教えられるようになる、教育者向けのサービスとしてリリースされた。プログラミング知識ゼロでもプログラミングの指導が可能で、学校および塾などの民間のスクール向けに提供される。機能としては「テキスト教材」「学習指導案」「教育機関専用のスプリンギン」「学校・塾内の作品共有ボックス」が含まれている。
なお同社は、本社のある福岡市と連携し、2022年度より同市内の公立小中学校の全端末に「Springin’ Classroom」のインストールが可能となることを、あわせて発表している。
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