神田外語グループは、読売新聞社との共催イベント「第10回全国学生英語プレゼンテーションコンテスト」のエントリー者全員を対象に実施した、同コンテストへの応募理由、および新型コロナ禍における授業形式などに関するアンケート調査の結果を、11月23日に発表した。同調査は、同コンテストにエントリーした全国の大学生、大学院生、短期大学生、専門学校生、4年次以上の高等専門学校生に対して11月10日~15日の期間に行われ、158名から回答を得ている。
調査対象者に、同コンテストへの応募理由を尋ねたところ、「自分の英語のスキルを試したい」「将来や就職のためにスキルアップがしたい」といった、英語に対する向上心を挙げる回答が多い。コロナ禍で留学などができなかった学生も多いなか、「難しいことに挑戦したかった」「さまざまな経験をするチャンスがほしかった」といった回答もみられた。
就職や将来に向けたスキルアップとして、どのような活動をしているかを尋ねた質問(複数回答)では、「資格取得」を挙げる回答が「インターンシップへの参加」を上回っている。
現在の授業形式としては、オンライン授業を組み込んだ授業形式を取り入れている学校が8割近くを占める一方で、学生は対面授業を望む傾向がみられたものの、同様にオンライン授業を望む意見も多かった。
オンライン授業を希望する理由としては、「通学時間などがなく効率がよい」「録画であれば繰り返し見られるから理解度が上がる」といった回答が寄せられている。
対面授業を希望する理由としては、コミュニケーションをとることで理解度が上がるという意見が多く、とりわけ実習が必要な授業や語学学習では、雰囲気や表情から読み取るものが多いことから、より授業内容を吸収できるという回答も寄せられた。
さらに、ハイブリッド授業を希望する学生からは、オンラインと対面の特徴を生かして授業を受けたいという意見がもっとも多く、生活リズムが整えやすく、オンラインをうまく組み込むことで、授業が負担にならないことが魅力として挙げられている。また、病気のときでも授業が受けられる、新型コロナウイルス感染症への感染対策として密集を避けられるといった健康面での利点や、豪雪地帯や台風の影響を受けやすい学生からは、臨機応変な対応が叶うとうれしい、といった意見もみられた。
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