マイナビは、2023年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生を対象に実施した「マイナビ 2023年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(10月)」の結果を、11月15日に発表した。同調査は、「マイナビ2023」会員である2023年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生に対して10月20日~31日の期間に行われ、4192名(文系男子:829名、文系女子:1911名、理系男子:699名、理系女子:753名)から有効回答を得ている。
調査対象者に、SNS・ソーシャルメディアでインターンシップ・就活関連の情報収集をしているかを尋ねたところ、「している」という回答は62.7%だった。SNSでの情報収集の際に使用しているツールは、「LINE(オープンチャット含む)」(51.9%)、「Instagram」(45.4%)、「Twitter」(42.0%)が上位を占めている。

SNSやソーシャルメディアでよく見る情報や、使用する検索キーワードを尋ねた質問では、ハッシュタグ「#23卒」「#就活」で検索するという回答や、「YouTubeで面接対策動画を見ている」といった回答が寄せられた。

就活専用SNSアカウントを保有(保有予定含む)する学生は22.4%(「持っている」(11.5%)と「今後作る予定」(10.9%)の合計)となっている。

インターンシップの情報収集や就職活動に向けて、SNSの利用方法を見直したことがあるかを尋ねたところ(複数回答)、「匿名や非公開で使っていたため見直しはしていない」(38.8%)、「見られて困ることはないので今まで通り実名で利用」(34.1%)という回答が多かった一方で、「非公開設定にした」(17.4%)、「特定されないような名前・アイコンに変更した」(9.3%)といった回答もみられた。

インターンシップ・ワンデー仕事体験に参加した企業から、参加後に連絡があったかを尋ねた質問では、「一度以上連絡があった」という回答が72.4%に達している。

連絡の内容としては、「次回もしくは別のインターンシップ情報」(78.9%)や「インターンシップ参加者限定のイベント情報」(29.3%)が多かった。

インターンシップ先で社員に聞きたいこととしては、「具体的な仕事内容」(76.8%)がもっとも多い。

一方、社員に聞きたいものの聞きにくいこととしては、「年収」(56.6%)が最多で、「残業や休日出勤の実情」(35.2%)、「辞めたいと思ったことがあるか」(30.7%)を挙げる回答も多かった。

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