ディスコは、全国の大学の就職課・キャリアセンターを対象に実施した、2022年卒者の就職活動状況および2023年卒者への就職支援状況などに関する調査の結果を、11月9日に発表した。同調査は、9月1日~25日の期間に行われ、482校から回答を得ている。
調査対象校に、前年度と比較した2022年卒者の内定状況を尋ねたところ、「高まっている」が26.6%、「変わらない」が47.1%、「低下している」が11.6%だった。
2022年卒者の新卒採用市場については、「完全に売り手市場だと思う」(1.2%)と「やや売り手市場だと思う」(22.8%)を合わせた回答が3割に満たず、「どちらともいえない」が47.9%、「あまり売り手市場だと思わない」が25.9%、「まったく売り手市場だと思わない」が2.1%となっている。
学生からの相談で、前年度よりも増えた内容としては(複数回答)、「面接の相談(模擬面接やオンライン選考対策を含む)」(61.3%)がもっとも多く、「インターンシップの相談」(57.0%)、「エントリーシートの相談(添削依頼を含む)」(54.0%)がそれに続いた。
就職ガイダンスの回数、時期ともに「変わらない」が7割弱に達しており、就職ガイダンスの回数を「増やす」という回答は23.2%(前年同期は11.6%)、就職ガイダンスの時期を「早める」という回答は25.5%(前年同期は17.6%)と、どちらもやや増加している。
前年度と比較した、企業からのインターンシップなどの求人状況を尋ねた質問では、2022年卒者については「増えている」は4.0%に留まり、「変わらない」(62.6%)が最多となったが、2023年卒者では「増えている」が27.8%と増加傾向がみられる。
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